コメダホールディングス株について、誰もが気になる2つの疑問に答える

※この記事はコメダコーヒーで書いています

 

皆さんはコメダコーヒー、行ってますか?定番スイーツのシロノワールや、遊び心のあるグラスがいいですよね。

 

昨年のIPO以来、コメダホールディングス株を持っています。何となく持っているのではなくて、一応分析をした上で持っていますので、誰もが気になるコメダ株の二つの疑問について答えたいと思います。

 

・疑問①IFRS適用してるからのれん償却してないけど、のれんの償却入れたらPER高すぎるんじゃないの?

 

はい。当然出てくるこの指摘ですね。今日時点でコメダの株価は1,879円、PER18倍ですが、J-GAAPで仮にのれんを20年償却したとするとPERは30倍〜40倍になると考えられます。このへんの記事参照。

コメダHD(コメダ珈琲)のIPO、予想株価1,960円は高くないか? | 「株価プレス」

 

同業の日レス・ドトールホールディングスもPER18倍ですが、J-GAAP適用です。

同じJ-GAAPで比較するとPERが高すぎるコメダは割高なのでは?という指摘です。

 

この指摘は分かりますが、ただコメダののれんは複雑な経緯があり、LBOで生じた自己創設のれんだということが重要です。フランチャイズ事業そのものについてののれんであり、同業のドトールでは発生しないのれんということです。したがって、のれん償却ベースで比較するのが妥当か?という疑問がありうるわけですね。

また、フランチャイズ事業は営業利益率が30%と高く、非常に安定しているビジネスです。(加盟店をいじめているわけなので)店舗数を増やしており営業利益は右肩上がりです。ですので減損の懸念は目下かなり低いと言ってよいでしょう。

 

では莫大なのれんに何も問題がないかというと、そんなことはありません。

BSを見てみましょう。

 BSの基礎は身についていますか?

資産は資金の使途、負債・純資産は資金の出所ですね。

300億を超えるのれんに見合う出所はどこでしょうか?純資産だけでは足りていません。はい。そうです。250億の借入金ですね。LBOをやって上場したので、この借入金を返していかないといけないのです…!

直近の年間のFCFが60億くらい、そのうち配当に回すのが20億くらいなので、借入金返済には6年以上の時間がかかりますね。これがコメダホールディングスのリスクです。

のれん償却でPERがどうとか言ってるんじゃなくて、資金の出所を見ようということです。

 

・疑問②なんで上場直後に資本剰余金から配当してんの?タコ足配当じゃないの?

次はこの疑問です。企業会計原則に、「資本取引と損益取引を明瞭に区別しなければならない」と書いてあるの分かってんのかコメダは、という話ですね。

資本剰余金は株主から集めたお金であり、事業で稼いだお金ではありません。

それを上場直後に配当するのは、株主をなめてますね。単に配当源泉税だけ株主が損しています。

 

この理由は、下記のコメダホールディングス単体のBSを見ると分かります。115ページです。

http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu000001o0n7-att/06KOMEDA-1s.pdf

ホールディングス単体の利益剰余金が全然ないですね。想像するに、事業会社からホールディングスへの配当を何らかの理由でやっていなかったので(非支配株主もいないのになぜ?理由わかる人教えてください)、ホールディングスの配当可能利益が足らず、仕方なく資本剰余金から配当したのだと思います。

しかしこれは、みなし配当課税などもあり株主に負担をかけるやり方ですが、コメダからははっきりとした説明がなかったため、コメダには説明責任が欠けていると思います。

 

以上2点、誰もが気になる疑問について簡単に説明しました。

 

え?コメダ株は買いかって?

投資は自己判断で笑

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