6月末のポートフォリオ

少し早いですが今月はもう購入予定がないので更新します。

購入:アマゾン、アルファベット、フット・ロッカー、ロッキード・マーティン、投資信託3種

前月末比+138万円

ボーナスや従業員持株会の一部解約によりキャッシュが増えたので株を買い増しました。ちょっと買いすぎたかも。

 

良くも悪くもアマゾンに翻弄された一ヶ月でした。

・ゴールドマンサックスのレポートによりハイテク株が急落したのでアマゾンを買い戻した

・アマゾンのホールフーズ買収や、ナイキがアマゾンに公式チャンネルを開くことを決めたことで小売・アパレル株が急落したのでフット・ロッカーを購入

 

フット・ロッカーのEPSが今後も成長していくのかはよくわかりません。

靴をネットで買いたいとは思わないのでアマゾンに対する耐性は比較的あるような気がしますが、ナイキが売上高に占める比率が高すぎることは気になります。ロゴの主張が激しいブランドはミレニアル世代に好まれなくなるような気がしますがどうでしょうか。見れば一瞬でナイキってわかるもんね。個人的にはアディダスやVANSが好きです。僕はABCマート版のスタンスミスが一番お気に入りの靴な、オシャレにあんまり興味がない人間なので参考にならないですが。

そもそもミレニアル世代はファッションにお金を使わなくなっており(勘違いしたレポートに若者の貧困化などと書かれるけど、単に若者の関心が他に移っただけ)、アパレル銘柄の将来にはあまり期待していません。

ただ現在のPERは10倍を切っており株主還元に積極的な企業なので、投資機会を慎重に判断し、資本コストを下回る投資は控えて株主還元を行えば、将来のEPSが横ばいあるいは微減でも現在の株価は割安だと思います。

低PERの銘柄を買うときは、成功する投資機会が限られている分、企業が株主還元をどのように考えているかをIRを読んで理解することが非常に重要で、これが僕がHBIを買って日本の小型株を買わない理由でもあります。

HBIの主力ブランドChampionにあまり良いイメージはないですが(Championという英単語は、よく知られた「闘士」という意味以外に、「擁護者」や「支持者」という名詞、「最高の」という形容詞的意味もありますが、日本だとチャンピョンなどと揶揄されたり、あまりかっこいい言葉じゃないですよね?焼肉屋の名前になるくらいだし・・・)、IRがしっかりしているので買ってしまいました。

ロッキード・マーティン(LMT)株を購入

軍事用飛行機で有名なロッキード・マーティン(LMT)株を新規に購入しました。

ロッキード・マーティンはアメリカ政府にとって圧倒的に最大の発注先です。

アメリカ政府の年間の発注額は、ロッキード・マーティンが362億ドルで1位、2位にボーイングの166億ドル、3位にゼネラル・ダイナミクスの136億ドル、4位にレイセオンの131億ドル、5位にノースロップ・グラマンの106億ドルと続きます。(15年度のデータ)

F-35などのステルス戦闘機や、THAADと呼ばれるミサイル防衛システムは他社の追随を許さず、ペンタゴンときっても切れない関係にあるために、同社の売上の8割を占める、アメリカ政府向けの売上は安定的に伸び続けています。

したがって、株価は5年間チャートで見ても綺麗に右肩上がりで伸び続けています。

PERは16.4で、同業のボーイングの24.5やノースロップ・グラマンの20.3と比べても高くありません。

配当利回りは2.5%。直近5年の増配率は13%/年。自己株買いにも積極的で直近の年度の総還元性向は100%を超えています。

ここでは航空機部門を例に出しますが、売上が増加しているだけではなくBacklog(受注残)も2年分の売上くらい積み上がっており、今後も安定的な成長が見込まれます。

ロッキード・マーティンのPLとBSです。注目すべきなのはEquityの額で、なんと年間の利益の3分の1しかありません。安定したキャッシュフローを生み出す能力があるので、資本を溜めずに配当や自己株買いで株主に還元しているということです。タバコ会社と一緒ですね。

ちょうどこないだ仕事で調べてたんですが、アメリカには日本の会社法のように厳しい配当可能額の制限があるのではなく、剰余金または当期利益から配当してよいので、フィリップ・モリスのように債務超過になるまで配当ができるようですね(デラウェア州の会社法の場合)

まとめると、Wide moatがあり、株主還元方針が明確で、タバコ会社よりは割安なので、ロッキード・マーティン株を買ったということです。

つい先週ボーナスが出たのですが、同僚と焼肉に行った以外は、米国株に全て使ってしまいました。また次のボーナスまで粛々と働くしかないですね。。。

アマゾン化する世界

アマゾン(AMZN)が生鮮小売り大手のホールフーズ(WFM)を買収することを発表しました。

買収価格は137億ドル。全て現金での支払いです。アマゾンはキャッシュリッチな会社で、現金同等物を200億ドルくらい持ってます。

アマゾンのスピード感は凄まじいですね。Linkedinにアカウントがあるとアマゾンから求人がよく来るんですが、「毎日が創業日のように仕事をしろ」が社風のアマゾンでは一日たりともやっていける気がしません。

すでに和波さんが詳細な考察記事をあげていますので、付け加えるべきことはあまりありません。ここでは、株価に着目してみましょう。

アマゾン(Amazon)がホールフーズ(Whole Foods Market)買収!! 米国小売株の今後について詳細考察

 

アマゾンがついにブリックアンドモルタル(レンガとセメント=実店舗)型のビジネスへの進出を決めたことで、アマゾン株は好感され上昇しましたが、他の小売り株が大きく下落しています。直接的にぶつかり合うスーパーマーケットだけではなく、CVSやウォルグリーンなどの薬局チェーンもアマゾンに顧客を奪われる懸念があることから下げています。一方で百貨店のノードストロームや、ホームセンターのホームデポ株はこのニュースに影響を受けていません。

ホールフーズ買収のニュースを受けた先週金曜日の値動きは下記の通りです。

勝ち組

アマゾン(AMZN) +2.4%

ホールフーズ(WFM)+29%

負け組

ウォルマート(WMT)-4.6%

ターゲット(TGT)-5.1%

クローガー(KR)-9.2%

コストコ・ホールセール(COST)-7.1%

ウォルグリーン(WBA)-4.9%

CVSヘルス(CVS)-3.7%

スーパーバリュー(SVU)-14.3%

ベストバイ(BBY)-1.5%

他にもアマゾンショックで下落した銘柄はありますが、主要なところでこのくらいにしておきましょう。

突然ですがここで問題です。

勝ち組のアマゾンとホールセールで上昇した時価総額と、負け組のその他企業で減少した時価総額、どちらが大きいでしょうか?

正解は減った方が大きい、です。勝ち組のアマゾンで150億ドル増えた一方で、負け組の小売り株で300億ドル以上減少しています。

合計すると、世界から株主価値がアマゾンショックで150億ドル以上失われたことになります。

なぜ全体の株主価値が減るのでしょうか?アマゾンが実店舗の小売業界に参入したことで価格競争が激化し、アマゾンが得る利益よりも小売り企業で減少する利益の方が大きいとの懸念によるものです。(あくまで、市場が合理的で、パニック売りがないとすればの前提ですが)

値下げは消費者にとっては嬉しいことだと言えるかしれませんが、利益が減少することで、多様な商品が値下げ圧力のためにプライベートブランドに統一されてしまったり、近くにあって便利だった実店舗が潰れてしまってオンラインに集約されてしまったりするので、あまり過度な競争は消費者にとってもよいものとは言えないでしょう。

投資家にとっては、アマゾン化する世界に対して、アマゾン株を買うだけではその他の株の下落をヘッジできないことを意味しています。

まだ大胆な予想に思われるかもしれませんが、世界は今後ますますアマゾン化していき、そのことによりインフレ率が押し下げられ、また米国株の成長率は鈍化するでしょう。

 

日記:AMZNを買い増しなど

・再びNASDAQが安値を試してきたのでアマゾン(AMZN)を2株買い増し。この水準だと悪くないと思います。

・鳥貴族が計画未達で10%安の暴落。出店計画がうまくいってないのは知ってたので(2月の記事参照)、空売りしてればよかったですね。

17年2月末のポートフォリオ

・コメダホールディングスが投資ファンドMBKの全株放出により需給悪化から6%安の暴落。今後の潜在的な売り圧力がなくなったので良しとしましょうか。

・先日の仕事中の会話。

「アメリカは失業率が自然失業率を下回ってるし、不動産価格も金融危機前の高値に迫る勢いなのに、インフレ率が思ったより上がってこないんですよねえ。」

「それ銀行の為替担当の人も同じこと言ってた。何が原因なのかなあ」

「何か物価の下落要因があるんですよ。もしかして…アマゾン?」

・アマゾンの影響はともかく(アマゾンがない時代の日本も同じ現象があったのでアマゾン関係ないんですが)、イエレン議長がFOMC会見にて、物価の一時的下落要因として薬価の低下や携帯料金の値下げを指摘。あと原油安の影響もある。これら製薬や通信、エネルギーセクターは、しばらく厳しい業績が続くと思います。

・スーパーマーケット大手のクローガー(KR)が予想を大きく下回る決算で17%安の大暴落。小売の危機はまだ始まったばかりという気がします。

最近自分はもうオンラインでもアマゾン以外で買うのが面倒になっていて、山登り用のウェアを買いたくてモンベル会員なのでモンベルオンラインショップで買ったほうが安いのだけど会員IDをいちいち調べて打ち込むのがだるいので放置している。世の中のインターフェース、いずれは全てアマゾンとグーグルに集約されるのでは。

AMZNを買い戻し

先週金曜に引き続き今日もFAANGを中心にテクノロジー株が大きく下げる展開。947ドルでアマゾン株をとりあえず3株新規購入しました。今年の2月に10年保有し続けたアマゾン株を売却した時は806ドルだったので、17%高く買い戻してしまった計算になります。一方で2月にアマゾン株を売って買い換えたヘインズブランズ株も同じくらい値上がりしているので、損はしてないのですが。

10年間持っていたアマゾン株を売りました

アマゾンのビジネスはますます他の産業を破壊するほど強力になっており、この前に売却したのは間違いだったと反省しています。最近驚いたのはこの記事です。

三菱UFJがITシステムをクラウド化、アマゾンに移管の衝撃

http://diamond.jp/articles/-/128045

最も保守的と思っていた邦銀がITシステムをAWSに移管するとのニュースは、クラウド化への加速を決定的にしたと思います。

キャッシュフローの成長性を考えるとアマゾンの株価は割安ではないが割高でもないと思います。

一方で、アマゾンに限って、設備投資が多く利益を意識的に出していないからといって、利益の代わりに営業キャッシュフローで株価を判断する手法は正しくないと思いますが。なぜなら、株式価値は最終的に配当の現在価値に収斂しますが、あくまで企業は利益から配当するのであって、営業キャッシュフローから配当する訳ではないですからね。ジェフ・ベゾスが将来的に配当をする予定があるのか気になるところではあります。たたき上げの社長って会社の金で成長のための賭けをやりたがり、配当を出したがらない人物が多いように思います。統計的根拠はないですが。

【哲学】長期投資と時間選好について

このブログを読んでいる人はきっと、投資に興味があるのだろう。突然だが、哲学的な問いを発してみたい。(なぜ哲学的な問いを発するかというと、僕がそういうの好きだからです)

あなたはなぜ投資をするのだろうか?

お金を増やしたいから、という答えでは十分ではない。

マルクスの資本論を引かなくても明らかだが、お金とは交換価値であり、それ自体の価値ではない。

従って、お金を貯めたいという動機は、将来、生活必需品や、プレゼントや旅行、あるいは子供の教育費などに使うといった、将来におけるお金の使用の増大を目的としているのであって、お金を貯めること自体を目的としているのではないはずである。

もし、お金を貯めること自体が目的となっているならば、それはお金の交換価値という性質を見誤っているのであって、マルクスの言葉で言えば、あなたはフェティシズム(物神崇拝)に陥っているといえる。

従って、「あなたはなぜ投資をするのだろうか?」という最初の問いは、次のように整理できるだろう。

「あなたはなぜ、現在におけるお金の使用よりも、将来におけるお金の使用の増大を好むのだろうか?」

この問いを例えて言えば、

「今、板チョコレートを一枚買うよりも、一年後に板チョコレートを二枚買うのを好む理由は何か?」

ということである。

行動経済学で、財を将来に消費することよりも現在に消費することを好む程度を、「時間選好」と呼ぶ。この時間選好は、人によって違うが、一般に子供のほうが強いようである。

もし、子供に、「飴玉を今3個もらうのと、来週5個もらうのは、どちらが良いか?」と質問すると、だいたいの子供は飴玉を今食べたくなってしまって、今3個もらう方を選ぶだろう。一方、大人に同様の質問をすると、我慢ができるので、来週5個もらう方が得だと考える。

この飴玉についての二択の質問は、来週まで我慢すれば飴玉が3個から5個に増えるので、週に66%の利回りで飴玉を貯蓄するかどうか、という質問と同じである。

そのように質問を言い換えると、週に66%の利回りはトイチどころではない異常な高利回りなので、飴玉を今3個もらうことを選ぶ子供は非合理で、来週まで貯蓄しておくことを選ぶ大人の方が合理的だ、と思われるかもしれない。

けれども、子供の選択も一定の合理性があると言える。なぜなら、子供は好きなようにお菓子を買える財力を持っていないので(最近の子供は持っているのかもしれないけど)、飴玉を今もらうことは他の財を持って変えがたい。子供の移り気な価値観では、今飴玉を3個もらうことによる主観的な効用は、来週飴玉を5個もらうことによる効用を上回っているかもしれない。

大人にとって飴玉は代替可能な物だが、子供にとっては貴重な経験そのものだろう(例えば飴玉ではなくディズニーランドに旅行するという経験なら、大人はどのように選択するだろうか?)

このように、飴玉や旅行という財の主観的な効用は、当たり前だけれども、人によって異なるので、それぞれの使用価値に対する時間選好も人によって異なる。

さて、お金はさまざまな財との交換価値であるが、お金についての時間選好も、人によって異なる。

ここでお金についての時間選好における客観的な基準がある。それは金利である。

(つづきます)

FAANG、NVIDIAなどテクノロジー株が急落

たまたま早起きしたらびっくりしました。

6/9(金)午後の米国市場で、テクノロジー株が急落しました。FAANGと称される代表的な銘柄や、NVIDIAなどの半導体株が中心です。

この日、ダウが0.4%上昇したのに対し、NASDAQ指数は1.8%安。

アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブックは3%超、ネットフリックスは4%超、NVIDIAは6%超も下げています。

NVIDIAは午前中に5%上昇し上場来高値をつけた後、午後に急落しました。

サイバーダインをウンコ呼ばわりしたことで有名な、空売りファンドCitronがNVIDIAの最近の急騰を熱狂したカジノのようだと評し、適正株価は130ドルとのレポートを発表したことが急落の要因です。

http://www.citronresearch.com/nvidia-trade-back-130/

確かに半導体銘柄はこのところの仮想通貨マイニングブームで非常に高くなっているし、NVIDIAは自動運転やゲーミングでも話題に事欠かないので、このところの上昇ペースが早すぎるのは事実です。ここ一ヶ月で120ドルから160ドル近辺まで4割上昇していました。

NVIDIAが6%急落したといっても、チャートを見ればわかりますが二日前の水準に戻っただけです。健全な調整のように思います。

 

アップルが下げた理由は別にあります。iPhone8のデータ通信速度は部品供給の問題から当面は低速のものに留まる見通しとの報道がロイターやブルームバーグから出ています。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-09/ORA7RE6VDKHT01

アルファベット(グーグル)やその他の銘柄が下げた理由はよくわかりません。Citronのレポートには、NVIDIAを売ってリスクが少ない「Sexy Business」であるアルファベット株を買うように書いてあり、直接的なバッドニュースはないのですが、アップルやNVIDIAが調整して、他のFANG銘柄のバリュエーションも非常に高いために影響を受けたということなのでしょう。

(追記:ゴールドマン・サックスがFANG株について悲観的なレポートを出したようです https://heisenbergreport.com/2017/06/09/heresy-goldman-says-fang-mispriced-warns-of-factormageddon/)

総じて、FAANGや半導体銘柄の急落は、市場が総楽観で進んで来すぎたために、少しのバッドニュースにも疑心暗鬼になっていることが要因であるように思います。

GOOGLを買い増し

アマゾンに続いてグーグル株も1000ドルを突破したタイミングで、グーグル株(ティッカー:GOOGL)を2株買い増しました。

ここのところエクソンモービル(ティッカー:XOM)が80ドルを切る水準まで調整しており、配当利回り3.8%まで来ていたので、エクソンとどちらを買うか激しく悩んだのですが、原油価格の低迷はもう少し続きそうなことが一つと、FANG銘柄(Facebook, Amazon, Netflix, Google)の上昇ペースが著しく、FacebookとNetflixはもはや正当化できない水準に達しつつあると思うため、先にGOOGLを買いました。XOMは75ドルあたりで待ち受けたいです。

GOOGLを2ヶ月前に2株買った時は830ドルだったので、わずか2ヶ月で20%以上も高くなってしまいました。広告ビジネスやAndroid Marketの成長性や寡占性、WaymoやNianticへの期待感を考えると、実績PER33倍はまだまだ高くはないとは思いますが、それにしても異常な加速です。数年前はPER17倍とかだったよね?

最近のテクノロジー株の急騰はかなり危険だと思っていて、AmazonとGoogleは成長性だけなくキャッシュフローを伴っているので理解できますが、UBERやNetflixについては不当に高いと思います。また、仮想通貨は明らかにバブルですが市場が10兆円以下と小さく、株との相関もあまりないため弾けても大きな影響はないと思っていました。ですがIT系のベンチャーが仮想通貨で資金調達を行うなどの事態も起こっており、もしこのままテクノロジーと仮想通貨の蜜月が続くと、今度のバブル崩壊はここから起こるのかなあ、といった懸念を持っています。

任天堂の目標株価を計算してみた

任天堂switchが大ヒットしており、量販店やamazonで入荷しても一瞬で売り切れる状況が続いています。日本に限らずアメリカやヨーロッパでも同様です。この品薄の要因は、一つにはWiiUの失敗経験により製造台数を絞ったことがありますが、携帯可能でテレビ画面にも映せて、気軽に複数人で遊べるというswitchの独創的なハードウェアが極めて高く評価され受け入れられていることや、ロンチソフトのゼルダがゲーム史上に残る傑作と絶賛されていることなど、複合的な要因によるものです。これほど品薄が続いているゲーム機は歴史上初めてのことです。

僕はというと、こないだ幸運なことにヨドバシ秋葉原でたまたま売っているのを見かけて、慌てて買いました。ゼルダは(個人的にはマザー2や時のオカリナに匹敵する)最高のゲームで、switchは寝ながら遊べて簡単に友人とも対戦できる最高のゲーム機だと断言できます。PS4も持っていますがswitchを買ってから一度も起動していません。

switchへの期待感により任天堂の株価はポケモンGOバブルを超え、先週は一時8年ぶり高値の34,000円台をつけました。上場来高値は07年のWii、DSブームの頃につけた73,200円です。

急騰する任天堂の株価に対して一部ではバブルとの声も聞かれますが、どれくらいが妥当なのでしょうか?

楽天証券とSeeking Alphaのレポートを参考にしてみましょう。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/imanaka_weekly/0158.html

楽天証券のレポートでは18年度のEPSが1,623円、PER25倍〜30倍で目標株価45,000円があり得るとみています。

https://seekingalpha.com/article/4077658-nintendos-top-line-will-grow-33-percent-cagr-2016minus-19-switch-takes

Seeking Alphaのレポートでは長期的なEVAバリュエーションをもとに適正株価は51,000円だとしています。

数年間の製品サイクル毎に全く景色が変わってしまうゲーム業界で、10年後のEVAを求めることにどれほどの合理性があるのかわからないので、僕としては楽天証券のレポートのほうが有意味なように思います。

この楽天証券の数字が妥当かどうか検証するため、似たような手法でスプレッドシートを組み、目標株価を計算してみました。

 

switch本体の売上台数を17年度は1500万台、18年度は2000万台、19年度は2500万台とし、タイレシオを3本前後としてゲームソフトの売上本数を計算。これは楽天証券よりも保守的な数字です。ファーストとサードパーティに分け、ダウンロード比率が今後上がるとして売上原価の低減を見込んだのが楽天証券よりもおそらく詳細にやったところです(実際にPS4ではダウンロード比率が25%以上に高まっており、大きくマージン増に効いています)

詳しい説明は省きますが、以上のような前提を置いて計算したところ、17年度見込みはEPS444円、PER90倍で目標株価4万円。18年度見込みはEPS1,236円、PER40倍で目標株価5万円。19年度見込みはEPS1,625円、PER35倍で目標株価5万7千円との結果になりました。

上場来高値7万円をつけたときは予想PER53倍だったので、switchのピークでPER35倍はあり得る数字でしょう。仮に19年度見込みEPS1,625円に対してPER53倍で計算すると8万6千円ですが、さすがに無理のある数字な気がします。

というわけで、switchがこのままうまくいくとすれば、今の株価もバブルではなく、まだアップサイドが見込めるということになります。

 

(あくまで推測レベルの前提での計算なので、投資の参考にするのは危険です。投資する前に一度自分でも作ってみることを推奨します。)

住信SBIネット銀行で外貨積立のコスト値下げ

SBI証券と提携している住信SBIネット銀行で、外貨積立(ドル円)の手数料が今までの片道15銭から、6月6日以降は片道5銭となります(ちなみに6月5日まではリアルタイムの外貨預金が片道0銭)

今までも為替手数料がマネックスや楽天証券の片道25銭に対して安かったので、住信SBIネット銀行経由でSBI証券で米国株を買っていたのですが、今後はますますSBI証券の優位性が高まりますね。

僕は現在、毎日4,500円分のドルを積み立てています。(こないだまでは毎日1,500円分としていましたが、ドルでの投資余力を増やすために積み増しています)およそ一日40ドルを買うとして、1ドルあたり10銭の手数料値下げは、一日あたり4円のコストダウンになります。小さいように見えますが(今計算してこんなもんかと思いました)、運用額の0.1%を節約できたと考えると、馬鹿にできる数字ではありません。

さて、ドル円の動向が米国株での運用に与える影響については、あまり深刻に捉えるほど大きくはないと思います。理由は二つあって、

一つ目は、株価は指数的に伸び、ドル円は一定のレンジ相場なので、為替のタイミングをじっと待つよりは継続的に株に投資した方が良いということです。中長期的な観点では配当再投資後の株価は複利によって指数的に伸びますが(米国株は経験的にも正しいですが、日本株は微妙なところです)ドル円は購買力平価などのファンダメンタルズを中心にしたボックス相場で、今後数年間は100円〜130円の間に収まるでしょう。

二つ目は、ドル高(円安)になれば米国以外で売上が多いグローバル企業のドル建ての収益力が弱まり、ドル建ての株価が下落するので、円建てのパフォーマンスが相殺されるということです。フィリップ・モリスの株価は昨年11月の大統領選後大きく下落し、ICOSの成長を睨んだ上昇相場に転じたのは、ドル高が反転した1月中旬以降のことでした。

このような理由から米国株を買うにはドル円相場をあまり気にせずよく、むしろ輸出株の見通しに日経平均が引っ張られがちな日本株のほうが、ドル円の影響を受けやすいような気がします。