任天堂の目標株価を計算してみた

任天堂switchが大ヒットしており、量販店やamazonで入荷しても一瞬で売り切れる状況が続いています。日本に限らずアメリカやヨーロッパでも同様です。この品薄の要因は、一つにはWiiUの失敗経験により製造台数を絞ったことがありますが、携帯可能でテレビ画面にも映せて、気軽に複数人で遊べるというswitchの独創的なハードウェアが極めて高く評価され受け入れられていることや、ロンチソフトのゼルダがゲーム史上に残る傑作と絶賛されていることなど、複合的な要因によるものです。これほど品薄が続いているゲーム機は歴史上初めてのことです。

僕はというと、こないだ幸運なことにヨドバシ秋葉原でたまたま売っているのを見かけて、慌てて買いました。ゼルダは(個人的にはマザー2や時のオカリナに匹敵する)最高のゲームで、switchは寝ながら遊べて簡単に友人とも対戦できる最高のゲーム機だと断言できます。PS4も持っていますがswitchを買ってから一度も起動していません。

switchへの期待感により任天堂の株価はポケモンGOバブルを超え、先週は一時8年ぶり高値の34,000円台をつけました。上場来高値は07年のWii、DSブームの頃につけた73,200円です。

急騰する任天堂の株価に対して一部ではバブルとの声も聞かれますが、どれくらいが妥当なのでしょうか?

楽天証券とSeeking Alphaのレポートを参考にしてみましょう。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/imanaka_weekly/0158.html

楽天証券のレポートでは18年度のEPSが1,623円、PER25倍〜30倍で目標株価45,000円があり得るとみています。

https://seekingalpha.com/article/4077658-nintendos-top-line-will-grow-33-percent-cagr-2016minus-19-switch-takes

Seeking Alphaのレポートでは長期的なEVAバリュエーションをもとに適正株価は51,000円だとしています。

数年間の製品サイクル毎に全く景色が変わってしまうゲーム業界で、10年後のEVAを求めることにどれほどの合理性があるのかわからないので、僕としては楽天証券のレポートのほうが有意味なように思います。

この楽天証券の数字が妥当かどうか検証するため、似たような手法でスプレッドシートを組み、目標株価を計算してみました。

 

switch本体の売上台数を17年度は1500万台、18年度は2000万台、19年度は2500万台とし、タイレシオを3本前後としてゲームソフトの売上本数を計算。これは楽天証券よりも保守的な数字です。ファーストとサードパーティに分け、ダウンロード比率が今後上がるとして売上原価の低減を見込んだのが楽天証券よりもおそらく詳細にやったところです(実際にPS4ではダウンロード比率が25%以上に高まっており、大きくマージン増に効いています)

詳しい説明は省きますが、以上のような前提を置いて計算したところ、17年度見込みはEPS444円、PER90倍で目標株価4万円。18年度見込みはEPS1,236円、PER40倍で目標株価5万円。19年度見込みはEPS1,625円、PER35倍で目標株価5万7千円との結果になりました。

上場来高値7万円をつけたときは予想PER53倍だったので、switchのピークでPER35倍はあり得る数字でしょう。仮に19年度見込みEPS1,625円に対してPER53倍で計算すると8万6千円ですが、さすがに無理のある数字な気がします。

というわけで、switchがこのままうまくいくとすれば、今の株価もバブルではなく、まだアップサイドが見込めるということになります。

 

(あくまで推測レベルの前提での計算なので、投資の参考にするのは危険です。投資する前に一度自分でも作ってみることを推奨します。)

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