アパレル銘柄のHBIを全株売却

100万円分ほど持っていたアパレル銘柄のヘインズブランズ(HBI)を全株売却しました。

今年2月に買った時は19ドルまで急落していたので、10%ほど利益が出ました。

売った理由は下記の通りです。

・オーガニックな成長を信じられなくなった

16年度に前年対比でHBIの売上や利益が伸びたのは16年6月のChampion Europe等の買収の影響で、もともとあったビジネスは成長していません。あまり強力なブランドを有しておらず今後の成長も疑問が残ります。

・金利上昇の影響を受ける

17/1Qの業績は良くなかったです。売上は買収の影響で13%伸びたものの、販管費が大幅に増え営業利益では16/1Q比マイナス1%。買収のために有利子負債が増えたことで支払利息が増え、当期利益は12%減でした。米ドルの長期金利がいよいよ上昇の気配を見せており、HBIのような有利子負債が多い企業には悪影響です。

・指標が他のアパレル銘柄と比べて割安でない

実績PERは16.5倍。実績値にはChampion Europe買収前の期間が含まれており、来期の予想PERは11.5倍ですが、直近でもアマゾンのファッション業界への攻勢やアパレルメーカーの相次ぐ破綻によりアパレル銘柄の株価は下がっており、HBIの相対的値ごろ感は薄れています。

・アマゾンショックの影響を今後も受けるだろう

アマゾンはベーシックなアイテムをプライベートブランドで自社展開し、有名なブランドは自社でファッションショーを開き競わせています。HBIは下着ブランドのHanesやMaidenformではアマゾンのプライベートブランドと競合し、Championではあまたひしめく他社ブランドと競合します。自社のオンライン販売を強化してもアマゾンの成長に抵抗することはほとんど不可能でしょう。

最近でもアバクロの身売り報道やGAPの低迷が話題になりました。アパレルブランドは過当競争の状況に陥らされており、今後の動向を僕のようにファッションに疎い人間が読むのは困難です。

以上のような理由によりHBIは長期保有に不適と考え、全株売却しました。

 

そして売却代金をどうしたかというと、靴小売のフット・ロッカー(FL)を買い増しました。

FLを買った理由は上記のHBIを売った理由のちょうど逆です。

・金利上昇の影響を受けにくい

FLの財務諸表はピカピカです。有利子負債はありません。

むやみやたらと店舗の拡大を目指すのではなく、不採算店を閉め店舗の改修を行うことで効率性を増やしているため、売上が伸びているにもかかわらず負債による調達を行なっていません。

・指標が他のアパレル銘柄と比べて割安

実績PERは10倍、予想PERは9倍台です。小売銘柄として見ても、アパレル銘柄として見ても競合に比べて割安です。

・アマゾンショックの影響を今後も受けるだろうが、アパレル銘柄よりは安泰では?

FLの売上の半分以上はナイキです。ナイキはアマゾンに公式チャンネルを開いたようにオンライン販売の強化を進めるでしょうが、一方でナイキは売上の大半を占める小売をないがしろにすることはないでしょう。

スニーカーのブランドは強固な数少ないブランドに限られており、過当競争の感じはしません。アマゾンとの対決も靴という試着が重要な分野ではさすがに小売に優位があるのでは?と思います。アマゾンが買収したザッポスも全然聞かないし、日本のロコンドもパッとしないですよね。

ただ、他国のeコマースの動向は日本にいてはわからないので、時代の変化に置いていかれるリスクに気をつけたいと思います。中国が日本以上に電子決済が進んでいるのは周知の通りだし、日本のGDPの6割ぐらいのイギリスがネット通販の売上では日本を超えているということもこないだ知りました。日本は世界に対して遅れていることをもっと実感しないといけないし、米国株でオールドビジネスに執着することのないようにしたいと思います。(そのためにTechCrunchやWiredを毎日読むようにしていますが)

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