17年11月末のポートフォリオとフット・ロッカー

こんばんは、フット・ロッカー太郎です。

月1のポートフォリオ公開だけで、某バフェット太郎氏に売買タイミングを分析されてボコボコに叩かれました。僕はバフェットじゃなくて、更新しなさすぎて米国株ランキングで100位ぐらいのブロガーですよ。熱心に見ていただいてありがたいことですが。ファンなのかな?

フット・ロッカー株に関していえば、バリュエーションは非常に魅力的な水準ですが、ポートフォリオのリバランスのために一部を売却しました。ただの靴屋にかけるリスク量を超えていたので、修正したというわけです。

暴騰といっても2Q前の水準よりはだいぶ安いし、3Q決算は前年比で売上が下がっており、特に良いわけではなかったです。クオーターでの減収幅がlow-single digitかhigh-single digitかの違いで暴落か暴騰かの違いが出たわけですが、そんなものはここ日本にいてもどうなるか全然わかりません。そういう意味では、この会社のことを全然知らないという指摘はその通りです。普段から使っているグーグルやアマゾンと違って、実店舗型のビジネスは店に通い詰めないと実際のところがわからないわけですから。

ただ、実店舗については、先日この目で見てきました。9月に夏休みをとって欧州に旅行した際にフット・ロッカーの実店舗をちょっとだけ見たのですが、ブランド物の靴を高い値段で売っているおしゃれな店でした。同じく旅行で訪れたマクドナルドが、タッチパネルの注文システムや、席ごとにタブレットが置いてある日本より進んだ店舗で、非常に便利で感銘を受けたのに対して、フット・ロッカーは普通の靴屋で、数十年先のビジネスが継続するmoatが弱いように思いました。というわけで、ポートフォリオのリバランスを行ったということです。

さて、フット・ロッカーの話はこの辺にしておいて、月末には1日早いですが時間の都合で、今月のポートフォリオです。

11月末の時価は955万円で、前月比プラス82万円です。

購入:テンセント、新興国株式インデックス、グローバル中小型インデックス(ニッセイ外株インデックスは月末日に積立購入予定)

売却:なし

今月はアマゾンやアルファベットなど、テック銘柄が好調でした。ガジェットに目がないので、アマゾンのAIスピーカーechoを早速買ったのですが、完全に未来から来た製品ですね。喋るだけでアマゾンで商品を注文できたり「スキル」と呼ばれるアプリで他社のサービス(弁当の注文とか)を利用できるので、更にアマゾンの経済圏だけで生活できるようになりそうです。VR装置Occulusとのシナジーが不明で、いまだに売上のほぼ100%が広告のFacebookや、iTunesポイントでいまだにバーチャルな製品(音楽、電子書籍、映画など)しか買えないAppleと違って、アマゾンとグーグルは、実生活との接続に関して非常に先を行っているように思います。

8月末のポートフォリオ

購入:GOOGL(アルファベット)、FL(フット・ロッカー)、投資信託3種

売却:なし

前月比+8.3万円

フット・ロッカーの暴落でバフェット太郎氏に煽られていましたが、フット・ロッカーをグロース株投資として罵倒されたのはひどく的外れだったのでしばらくスルーしてしまいました。しかもプレノン氏とグロース株投資家としてひとまとめにされるという。僕はソフトバンクや任天堂など不確定要素の多いハイテク株を比較的選好しているのは確かですが、プレノン氏はmoatやバリュエーションを重視したポートフォリオを重視しており、全然グロース株投資家ではないでしょう。

僕がフット・ロッカー株を48ドル近辺で買った時の予想PERは10倍以下で、市場コンセンサスの予想EPSは前年比プラス2%くらいだったと記憶しています。これはグロース株でしょうか?グロース株とバリュー株の定義も曖昧ですが、成長著しい銘柄ではないことは確かです。単にフット・ロッカーはDCF法に基づいて割安と判断して行った個別株投資が、予想を下回る決算によってコケただけです。日本株の中小株投資で成功して現在はほぼインデックス投資に切り替えたバフェット太郎氏なら個別投資のリスクは当然よくご存知のはずで、フット・ロッカーの暴落は個別投資vsインデックス投資の対立軸なら少しは意味がありますが、シーゲル流vsグロース株投資などという切り口で論じるのは煽り芸にしても正確性を欠くように思います。

アパレル銘柄のHBIを全株売却

100万円分ほど持っていたアパレル銘柄のヘインズブランズ(HBI)を全株売却しました。

今年2月に買った時は19ドルまで急落していたので、10%ほど利益が出ました。

売った理由は下記の通りです。

・オーガニックな成長を信じられなくなった

16年度に前年対比でHBIの売上や利益が伸びたのは16年6月のChampion Europe等の買収の影響で、もともとあったビジネスは成長していません。あまり強力なブランドを有しておらず今後の成長も疑問が残ります。

・金利上昇の影響を受ける

17/1Qの業績は良くなかったです。売上は買収の影響で13%伸びたものの、販管費が大幅に増え営業利益では16/1Q比マイナス1%。買収のために有利子負債が増えたことで支払利息が増え、当期利益は12%減でした。米ドルの長期金利がいよいよ上昇の気配を見せており、HBIのような有利子負債が多い企業には悪影響です。

・指標が他のアパレル銘柄と比べて割安でない

実績PERは16.5倍。実績値にはChampion Europe買収前の期間が含まれており、来期の予想PERは11.5倍ですが、直近でもアマゾンのファッション業界への攻勢やアパレルメーカーの相次ぐ破綻によりアパレル銘柄の株価は下がっており、HBIの相対的値ごろ感は薄れています。

・アマゾンショックの影響を今後も受けるだろう

アマゾンはベーシックなアイテムをプライベートブランドで自社展開し、有名なブランドは自社でファッションショーを開き競わせています。HBIは下着ブランドのHanesやMaidenformではアマゾンのプライベートブランドと競合し、Championではあまたひしめく他社ブランドと競合します。自社のオンライン販売を強化してもアマゾンの成長に抵抗することはほとんど不可能でしょう。

最近でもアバクロの身売り報道やGAPの低迷が話題になりました。アパレルブランドは過当競争の状況に陥らされており、今後の動向を僕のようにファッションに疎い人間が読むのは困難です。

以上のような理由によりHBIは長期保有に不適と考え、全株売却しました。

 

そして売却代金をどうしたかというと、靴小売のフット・ロッカー(FL)を買い増しました。

FLを買った理由は上記のHBIを売った理由のちょうど逆です。

・金利上昇の影響を受けにくい

FLの財務諸表はピカピカです。有利子負債はありません。

むやみやたらと店舗の拡大を目指すのではなく、不採算店を閉め店舗の改修を行うことで効率性を増やしているため、売上が伸びているにもかかわらず負債による調達を行なっていません。

・指標が他のアパレル銘柄と比べて割安

実績PERは10倍、予想PERは9倍台です。小売銘柄として見ても、アパレル銘柄として見ても競合に比べて割安です。

・アマゾンショックの影響を今後も受けるだろうが、アパレル銘柄よりは安泰では?

FLの売上の半分以上はナイキです。ナイキはアマゾンに公式チャンネルを開いたようにオンライン販売の強化を進めるでしょうが、一方でナイキは売上の大半を占める小売をないがしろにすることはないでしょう。

スニーカーのブランドは強固な数少ないブランドに限られており、過当競争の感じはしません。アマゾンとの対決も靴という試着が重要な分野ではさすがに小売に優位があるのでは?と思います。アマゾンが買収したザッポスも全然聞かないし、日本のロコンドもパッとしないですよね。

ただ、他国のeコマースの動向は日本にいてはわからないので、時代の変化に置いていかれるリスクに気をつけたいと思います。中国が日本以上に電子決済が進んでいるのは周知の通りだし、日本のGDPの6割ぐらいのイギリスがネット通販の売上では日本を超えているということもこないだ知りました。日本は世界に対して遅れていることをもっと実感しないといけないし、米国株でオールドビジネスに執着することのないようにしたいと思います。(そのためにTechCrunchやWiredを毎日読むようにしていますが)

ロッキード・マーティン(LMT)株を購入

軍事用飛行機で有名なロッキード・マーティン(LMT)株を新規に購入しました。

ロッキード・マーティンはアメリカ政府にとって圧倒的に最大の発注先です。

アメリカ政府の年間の発注額は、ロッキード・マーティンが362億ドルで1位、2位にボーイングの166億ドル、3位にゼネラル・ダイナミクスの136億ドル、4位にレイセオンの131億ドル、5位にノースロップ・グラマンの106億ドルと続きます。(15年度のデータ)

F-35などのステルス戦闘機や、THAADと呼ばれるミサイル防衛システムは他社の追随を許さず、ペンタゴンときっても切れない関係にあるために、同社の売上の8割を占める、アメリカ政府向けの売上は安定的に伸び続けています。

したがって、株価は5年間チャートで見ても綺麗に右肩上がりで伸び続けています。

PERは16.4で、同業のボーイングの24.5やノースロップ・グラマンの20.3と比べても高くありません。

配当利回りは2.5%。直近5年の増配率は13%/年。自己株買いにも積極的で直近の年度の総還元性向は100%を超えています。

ここでは航空機部門を例に出しますが、売上が増加しているだけではなくBacklog(受注残)も2年分の売上くらい積み上がっており、今後も安定的な成長が見込まれます。

ロッキード・マーティンのPLとBSです。注目すべきなのはEquityの額で、なんと年間の利益の3分の1しかありません。安定したキャッシュフローを生み出す能力があるので、資本を溜めずに配当や自己株買いで株主に還元しているということです。タバコ会社と一緒ですね。

ちょうどこないだ仕事で調べてたんですが、アメリカには日本の会社法のように厳しい配当可能額の制限があるのではなく、剰余金または当期利益から配当してよいので、フィリップ・モリスのように債務超過になるまで配当ができるようですね(デラウェア州の会社法の場合)

まとめると、Wide moatがあり、株主還元方針が明確で、タバコ会社よりは割安なので、ロッキード・マーティン株を買ったということです。

つい先週ボーナスが出たのですが、同僚と焼肉に行った以外は、米国株に全て使ってしまいました。また次のボーナスまで粛々と働くしかないですね。。。

アマゾン化する世界

アマゾン(AMZN)が生鮮小売り大手のホールフーズ(WFM)を買収することを発表しました。

買収価格は137億ドル。全て現金での支払いです。アマゾンはキャッシュリッチな会社で、現金同等物を200億ドルくらい持ってます。

アマゾンのスピード感は凄まじいですね。Linkedinにアカウントがあるとアマゾンから求人がよく来るんですが、「毎日が創業日のように仕事をしろ」が社風のアマゾンでは一日たりともやっていける気がしません。

すでに和波さんが詳細な考察記事をあげていますので、付け加えるべきことはあまりありません。ここでは、株価に着目してみましょう。

アマゾン(Amazon)がホールフーズ(Whole Foods Market)買収!! 米国小売株の今後について詳細考察

 

アマゾンがついにブリックアンドモルタル(レンガとセメント=実店舗)型のビジネスへの進出を決めたことで、アマゾン株は好感され上昇しましたが、他の小売り株が大きく下落しています。直接的にぶつかり合うスーパーマーケットだけではなく、CVSやウォルグリーンなどの薬局チェーンもアマゾンに顧客を奪われる懸念があることから下げています。一方で百貨店のノードストロームや、ホームセンターのホームデポ株はこのニュースに影響を受けていません。

ホールフーズ買収のニュースを受けた先週金曜日の値動きは下記の通りです。

勝ち組

アマゾン(AMZN) +2.4%

ホールフーズ(WFM)+29%

負け組

ウォルマート(WMT)-4.6%

ターゲット(TGT)-5.1%

クローガー(KR)-9.2%

コストコ・ホールセール(COST)-7.1%

ウォルグリーン(WBA)-4.9%

CVSヘルス(CVS)-3.7%

スーパーバリュー(SVU)-14.3%

ベストバイ(BBY)-1.5%

他にもアマゾンショックで下落した銘柄はありますが、主要なところでこのくらいにしておきましょう。

突然ですがここで問題です。

勝ち組のアマゾンとホールセールで上昇した時価総額と、負け組のその他企業で減少した時価総額、どちらが大きいでしょうか?

正解は減った方が大きい、です。勝ち組のアマゾンで150億ドル増えた一方で、負け組の小売り株で300億ドル以上減少しています。

合計すると、世界から株主価値がアマゾンショックで150億ドル以上失われたことになります。

なぜ全体の株主価値が減るのでしょうか?アマゾンが実店舗の小売業界に参入したことで価格競争が激化し、アマゾンが得る利益よりも小売り企業で減少する利益の方が大きいとの懸念によるものです。(あくまで、市場が合理的で、パニック売りがないとすればの前提ですが)

値下げは消費者にとっては嬉しいことだと言えるかしれませんが、利益が減少することで、多様な商品が値下げ圧力のためにプライベートブランドに統一されてしまったり、近くにあって便利だった実店舗が潰れてしまってオンラインに集約されてしまったりするので、あまり過度な競争は消費者にとってもよいものとは言えないでしょう。

投資家にとっては、アマゾン化する世界に対して、アマゾン株を買うだけではその他の株の下落をヘッジできないことを意味しています。

まだ大胆な予想に思われるかもしれませんが、世界は今後ますますアマゾン化していき、そのことによりインフレ率が押し下げられ、また米国株の成長率は鈍化するでしょう。

 

AMZNを買い戻し

先週金曜に引き続き今日もFAANGを中心にテクノロジー株が大きく下げる展開。947ドルでアマゾン株をとりあえず3株新規購入しました。今年の2月に10年保有し続けたアマゾン株を売却した時は806ドルだったので、17%高く買い戻してしまった計算になります。一方で2月にアマゾン株を売って買い換えたヘインズブランズ株も同じくらい値上がりしているので、損はしてないのですが。

10年間持っていたアマゾン株を売りました

アマゾンのビジネスはますます他の産業を破壊するほど強力になっており、この前に売却したのは間違いだったと反省しています。最近驚いたのはこの記事です。

三菱UFJがITシステムをクラウド化、アマゾンに移管の衝撃

http://diamond.jp/articles/-/128045

最も保守的と思っていた邦銀がITシステムをAWSに移管するとのニュースは、クラウド化への加速を決定的にしたと思います。

キャッシュフローの成長性を考えるとアマゾンの株価は割安ではないが割高でもないと思います。

一方で、アマゾンに限って、設備投資が多く利益を意識的に出していないからといって、利益の代わりに営業キャッシュフローで株価を判断する手法は正しくないと思いますが。なぜなら、株式価値は最終的に配当の現在価値に収斂しますが、あくまで企業は利益から配当するのであって、営業キャッシュフローから配当する訳ではないですからね。ジェフ・ベゾスが将来的に配当をする予定があるのか気になるところではあります。たたき上げの社長って会社の金で成長のための賭けをやりたがり、配当を出したがらない人物が多いように思います。統計的根拠はないですが。

FAANG、NVIDIAなどテクノロジー株が急落

たまたま早起きしたらびっくりしました。

6/9(金)午後の米国市場で、テクノロジー株が急落しました。FAANGと称される代表的な銘柄や、NVIDIAなどの半導体株が中心です。

この日、ダウが0.4%上昇したのに対し、NASDAQ指数は1.8%安。

アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブックは3%超、ネットフリックスは4%超、NVIDIAは6%超も下げています。

NVIDIAは午前中に5%上昇し上場来高値をつけた後、午後に急落しました。

サイバーダインをウンコ呼ばわりしたことで有名な、空売りファンドCitronがNVIDIAの最近の急騰を熱狂したカジノのようだと評し、適正株価は130ドルとのレポートを発表したことが急落の要因です。

http://www.citronresearch.com/nvidia-trade-back-130/

確かに半導体銘柄はこのところの仮想通貨マイニングブームで非常に高くなっているし、NVIDIAは自動運転やゲーミングでも話題に事欠かないので、このところの上昇ペースが早すぎるのは事実です。ここ一ヶ月で120ドルから160ドル近辺まで4割上昇していました。

NVIDIAが6%急落したといっても、チャートを見ればわかりますが二日前の水準に戻っただけです。健全な調整のように思います。

 

アップルが下げた理由は別にあります。iPhone8のデータ通信速度は部品供給の問題から当面は低速のものに留まる見通しとの報道がロイターやブルームバーグから出ています。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-09/ORA7RE6VDKHT01

アルファベット(グーグル)やその他の銘柄が下げた理由はよくわかりません。Citronのレポートには、NVIDIAを売ってリスクが少ない「Sexy Business」であるアルファベット株を買うように書いてあり、直接的なバッドニュースはないのですが、アップルやNVIDIAが調整して、他のFANG銘柄のバリュエーションも非常に高いために影響を受けたということなのでしょう。

(追記:ゴールドマン・サックスがFANG株について悲観的なレポートを出したようです https://heisenbergreport.com/2017/06/09/heresy-goldman-says-fang-mispriced-warns-of-factormageddon/)

総じて、FAANGや半導体銘柄の急落は、市場が総楽観で進んで来すぎたために、少しのバッドニュースにも疑心暗鬼になっていることが要因であるように思います。

GOOGLを買い増し

アマゾンに続いてグーグル株も1000ドルを突破したタイミングで、グーグル株(ティッカー:GOOGL)を2株買い増しました。

ここのところエクソンモービル(ティッカー:XOM)が80ドルを切る水準まで調整しており、配当利回り3.8%まで来ていたので、エクソンとどちらを買うか激しく悩んだのですが、原油価格の低迷はもう少し続きそうなことが一つと、FANG銘柄(Facebook, Amazon, Netflix, Google)の上昇ペースが著しく、FacebookとNetflixはもはや正当化できない水準に達しつつあると思うため、先にGOOGLを買いました。XOMは75ドルあたりで待ち受けたいです。

GOOGLを2ヶ月前に2株買った時は830ドルだったので、わずか2ヶ月で20%以上も高くなってしまいました。広告ビジネスやAndroid Marketの成長性や寡占性、WaymoやNianticへの期待感を考えると、実績PER33倍はまだまだ高くはないとは思いますが、それにしても異常な加速です。数年前はPER17倍とかだったよね?

最近のテクノロジー株の急騰はかなり危険だと思っていて、AmazonとGoogleは成長性だけなくキャッシュフローを伴っているので理解できますが、UBERやNetflixについては不当に高いと思います。また、仮想通貨は明らかにバブルですが市場が10兆円以下と小さく、株との相関もあまりないため弾けても大きな影響はないと思っていました。ですがIT系のベンチャーが仮想通貨で資金調達を行うなどの事態も起こっており、もしこのままテクノロジーと仮想通貨の蜜月が続くと、今度のバブル崩壊はここから起こるのかなあ、といった懸念を持っています。

米国株の情報収集に巡回しているサイト

決算期や年度始めで忙しい時期ですね。軽めの更新です。

普段、僕が株の情報を集めるために見ているサイトをご紹介します。ご参考になれば幸いです。英語のサイトも混じってます。

ブルームバーグ

早朝に更新してくれないので出勤途中に見ても前日の米国市場の情報が載ってないのが難ですが、マーケットの情報がちょうどいい感じに集約されてます。

Google Finance

米国市場のヘッドラインや個別株のニュースはGoogle Financeで見てます。ただ、Google Financeに載っている記事には、AIが書いた、今の株価と指標がいくらいくら、を羅列するだけの読む価値がない記事も多く、これだけでは不十分です。

Yahoo Finance

個別株のキャッシュフローやバランスシート、アナリストのコンセンサスが見やすいので便利です。

Morningstar

10年分のファンダメンタルデータがありDCF分析するなどの時に便利ですね。

ValueWalk

投資情報を売りつけるための提灯記事も多いですがダモダランなど気鋭の論者のレポートがたまに載っており読む価値があります。

SeekingAlpha

米国の個人投資家による株式分析が読めます。DCF法でのバリュエーション分析などをやっていて米国投資家の質の高さに感心します。あまり精緻でない分析もありそのまま信じるわけにはいかないですがコメントでも熱心に議論が交わされており勉強になります。

米国株-ブログ村

当ブログも参加しているブログ村です。いつもお世話になってます。素晴らしいブログがいくつかあります。一方で首肯できない記事もありますがそうした記事への反論から有意義な議論が生まれるのでいいんじゃないでしょうか。

決算が読めるようになるノート

IT企業の経営者の方のブログ。無料の記事しか読んでませんが面白いです。snapchatの記事は慧眼と思いました。

naked capitalism

ボリュームが多すぎて正直言って読んでる時間がないのですが、英語圏でも屈指の評判の個人ブログです。

皆様もオススメのサイトあればご教授ください。

追伸: Market Hackを挙げるの忘れてましたが、どうせみんな読んでますよね?

さらに追伸 (17/7/22):

アメリカ部和波の投資生活ブログ は日本語で読める米国株のブログとして非常に素晴らしいので、ご紹介させてください。

 

ダモダランがヴァリアント株について白旗をあげる

著名な経済学者であり、コーポレート・ファイナンスの第一人者である、ニューヨーク大学のダモダラン教授がヴァリアント・ファーマシューティカルス(ティッカーシンボル:VRX)についてコメントしています。

http://www.valuewalk.com/2017/03/valeant-update-damaged-goods-deeply-discount-drug-company/?all=1

ダモダランは16年4月に適正株価を44ドルと分析してヴァリアント株を32ドルで購入しており、その後の株価下落で株を買い増して平均取得単価は21ドルと発言していました。これまで強気の分析をしていましたが、論調を一転させ、ネガティブなトーンになっています。

長いので僕が重要だと思った点を要約しますね。

・EBITDAが前年比30%減。利息費用増加しており有利子負債が1年間で4%しか減っていない。買収を繰り返す派手な会社から、堅実で低成長な企業に変身を遂げれば株価は持ち直すと思っていたが、ビジネスが思ったよりも毀損していて回復にはかなりの時間がかかる。

・法人税の減税、借入金利上昇見込みはヴァリアントにとってネガティブ。

・事業の継続が困難になるリスク10%を折り込めば適正株価は13ドル。現状の10ドルよりは高いがほとんど変わらない。

・株を売る予定は今の所ないが、取得単価21ドルに戻るとも思わない。

 

僕はもう少し安いところで買ったのですが(17ドルくらい)概ね同様の意見です。財務レバレッジが凄まじい企業なので、EBITDAの30%減は極めて厳しいです。借り入れの財務制限条項(コベナンツ)に引っかからなければ、いつか買値に戻るだろうという期待はありますが。

株式の時価総額がEBITDA1年分と同じたった30億ドルでも、有利子負債が290億ドルあるので、企業価値(エンタープライズ・バリュー)は30+290=320億ドルで、ゴーイングコンサーンを考えると割安ではないと思います。企業価値に対して株価がごくわずかなので、株価は極めてボラティリティの高い展開になり、許容できるリスクを超えてしまう投資家が多いはずです。

今後何年にもわたって無配当が続き、事業で得たキャッシュを有利子負債返済に充てる企業の株を持ち続けるのはつらいものがありますね。負債の桁が一つ違う東京電力よりはマシですが。オバマケアの撤廃断念がヘルスケア業界に与える影響はどうなんでしょうか?