CSCO株を10万円分買いました

ネットワーク機器最大手のシスコシステムズ(ティッカー:CSCO)株を10万円分買いました。

シスコシステムズは僕の一押し銘柄です。大型株へのバリュー投資として最高の銘柄の一つだと思います。もっと買いたいのですが、深刻な余力不足のためまず10万円だけ。

シスコはかつてITバブルの寵児としてもてはやされ、2001年には時価総額が当時としては世界最大の5000億ドルまで膨らみました。その後、バブル崩壊により株価は90%以上下落しましたが、着実に業績を伸ばし(同業のルーセント・テクノロジは赤字続きでアルカテルに吸収されてしまいましたね)、現在では時価総額1500億ドルに回復しました。会社の成長が投資家の期待を下回ったため、15年で数十倍もの成長にも関わらず株価は当時を大幅に下回っています(いわゆる成長の罠)

どこか現在のネットフリックスやアマゾンの影を見る思いがするのは気のせいでしょうか。

わずか15年でIT業界の寵児から面白みのない機器メーカーへ、すなわちグロース株からバリュー株へと転換を遂げたシスコは、近年では配当や自己株買いなどの株主還元に積極的です。

下記は一株あたりの業績推移です。

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一株あたり業績が非常に安定して成長していることがわかると思います。

実績PERは14倍です。

同じくPER14倍のIBMの業績推移を見てみましょう。

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シスコ、IBMともに自己株買いにより一株あたり業績が伸びていますが、ソリューションビジネスが中心の IBMの業績は景況により変動が大きいことがわかります。

シスコは増配にも積極的です。配当利回りは3%強、配当性向は50%で増配余力があります。

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ではシスコ株を全力で買えば安泰なのかというと・・・そこまでの覚悟がついていません。

業績の安定と増配余力、PERの低さはバリュー株として魅力的ですが、将来の成長性については疑問があります。CloudlockやSynataなど、クラウド絡みの会社を多数買収しており、クラウド分野で将来最も期待できる企業との記事もいくつか読みましたが、BtoBテクノロジーの競争でどこが勝つかを判断できる能力は僕にはありません。

自己株買いによりEPSの成長は維持できるでしょうが、IBMやオラクルなどのクラウド分野でのライバルに対してアンダーパフォームする懸念はあると思います。

したがってシスコへの一点投資ではなくてIBMとの分散を考えています。

外貨積み立てを開始しました

住信SBIネット銀行で外貨積み立ての仕組みが開始したのでやってみることにしました。手数料は通常の外貨買い付けと変わらずドル円は15銭。

なぜ外貨積み立てを開始したかというと、米国株を買うためにドルが必要なのですが、なかなか良いタイミングでドルを買う才能がないからですね。

現物のドルを買って、そのドルでグローバルに事業を展開している会社の株を買う場合、ドル高はドル建てEPSを下げるので株安要因となり、長期的には為替の勝ち負けはトータルの損益に影響ないはずです。

したがって適当なタイミングでドルを買えばいいのですが、あまりうまい時期に買えていないことがストレスになっているので(こないだのBP株の際は116円で買ってしまいました)外貨積み立てをやってみる次第。トランプ就任直後でドル円ボラティリティが上がる懸念もありますので変なタイミングで大量に買ってしまうのを回避する理由もあります。とりあえず一日あたり3000円で設定しました。すぐやめるかもしれませんが。

あまりドル預金のエクスポージャーを放置すると円高に行った時に危険なので、こまめに株に変えたいと思います。10万円分あればSBI証券の最低手数料で株を買い付けられるので。

BP株を20万円分買いました

こんばんは。

数日前にBP(British Petroleum)株を約20万円分買いました。

購入理由は、先週末にIBMやPM、XOMやKOなどのバリュー株分析をやっていたのですが(ティッカーシンボルだけでわかりますか?)、原油の先高観の前提を置くと、将来EPSに対して株価に割安感があったこと。また、NISA口座で買うと租税条約のため配当源泉税がかからないためです。

僕は基本的には原油は今年一年上がると思っています。理由はサウジアラムコの上場や協調減産ですね。

 

ただ、今週の値動きを見て、ちょっとやってしまったなあと思いました。

というのは、BPは英国企業なので、ドル建てADRはUSD/GBPの為替の影響をもろに受けるのですね。ただし、原油価格はドル建て市場で決まっていますし、BPの権益は中東や北海、メキシコ湾など世界各地に広がっているので、コストのうちGBPが大半を占めるわけでもないと思うのですが。EU離脱の懸念でGBPボラティリティがひどく、GBP安が進行するとドル建てADRの株価としては厳しいわけです。

 

一方、PMの株価はドル高局面でも逆行して上がっており、力強い動きから今後も期待できるのかなあと思いました。

(こういう考え方はバリュー投資っぽくないですかね?)

ただ、PMのバリュエーションはPERで見ると(割安だった経緯のあるタバコ株としては)かなり割高なので、なかなかここから買いづらいですね。

 

米国債の利上げ観測がある中で、バリュー株の魅力は減退しており量的緩和環境における”Dividend Bubble”に懸念が出ています。

www.investing.com

 

もちろん、シーゲル教徒ならばこうした下落が懸念される局面こそ長期的には買いというのでしょうが・・・

広瀬隆雄氏の米国株セミナーを聴きました

月曜日に楽天証券の主催でやっていた、Market hackの広瀬隆雄氏の米国株オンラインセミナーを聴きました。

学んだことを箇条書きにします。

 

・利上げ局面においてオールド・エコノミー株は買い。一押しはゼネラル・エレクトリック

・アマゾン、フェースブック、アルファベットなどの新高値を更新しているグロース株は今のトレンドが続く限りはホールド

・アリババはモバイルからのアクセスのマネタイズができてきているので買いかもしれない

スクウェアIPOはダメ。ジャック・ドーシーがツイッターとCFO掛け持ちしているのは投資家をなめている

・利上げ局面ではインフレが進むのでドルが反落する可能性

 

いろいろ勉強になったセミナーでした。広瀬氏はMarket Hackの写真で見るよりおじさんでしたね。

来年春までは米国株は買いとのことでしたが、一つ疑問が:

利上げでドル安になるのならドルベースで株価が上がっても円ベースだとトントンか、損しちゃうんじゃない?

ということ。

コレに対してはどうなんでしょうか?

S&P500に対してもドル円に対しても、具体的な数値のガイダンスはなかったので、どちらの影響が強いのかが分かりかねますね。

 

セミナーを聴いたあと、ドル円が123円の状況でドルを買い増す元気はないので、保有しているドルで米国株を少しだけ買いました。

バンガードの米国高配当ETF(VYM)を3万円分ぐらいです。オールド・エコノミーに効率よく投資するということで、VYMにしました。

NISAの枠が余っていればもっと買いたかったのですが、今年はもう枠がないので、これが限界です。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」に投票しました

本日、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」に投票しました。

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015

 

2007年から続いている人気企画で、個人投資家ブロガーが投票者となり、毎年の最優秀投資信託を選ぶというものです。各投票者の持ち点は5点で、好きな配分で投票します。投票対象は、投資信託、国内ETFまたは日本の証券会社から購入可能な海外ETFです。

 

下記の3つのETFに投票しました。

 

3位 iシェアーズMSCI日本株最小分散ETF(1477) 

指数の過去3年リターン(年率)は24.42、シャープレシオは1.59です。

信託報酬は0.19%です。

 

個別株のリスクが最小になるようにポートフォリオが組まれているファンドです。国内ETFは10月に販売開始したばかりですが、米国では昨年から販売されています。(ティッカー:JPMV)

構成銘柄を見ると、NTT、JR西日本、みずほ、ドコモ、花王などが組み入れ率上位のようですね。

www.ishares.com

私は日本株については個別株に投資したいのでETFを持っていませんが、最小分散のポートフォリオをこの手数料で買えるのは画期的だと思います。

 

 

2位 Vanguard Small-Cap ETF (VB)

指数の過去3年リターン(年率)は12.40、シャープレシオは1.03です。

信託報酬は0.09%です。

 

 米国小型株に投資するならこのETFisharesのrussell 2000 ETF(IWM)でしょう。

VBとIWMを比較したところ、2011年以降ではVBのほうが若干パフォーマンスがよく、

リーマンショック前からの通算ではIWMのほうがパフォーマンスが良いようです。

 

1位 Vanguard 500 ETF (VOO)

指数の過去3年リターン(年率)は16.20、シャープレシオは1.25です。

信託報酬は0.05%です。

 

 米国大型株の代表的指数であるS&P500に投資するETFです。

オマハの賢人が、自分の奥さんの遺産相続についての方針で、VOOに90%投資するのを薦めたのは有名な話です。(残りは短期債)

S&P500が15年ぶり高値をつけたこのタイミングでVOOを推薦するのはなかなか勇気が要りますが( India Small-Cap ETF (ティッカー:SCIF)を推したほうが通っぽいですか?)米国株の将来は今後も有力だと考えます。

 

ただ、S&P500指数は時価総額加重平均指数なので、このあたりを嫌う方もいそうですね。各企業の重みを均等にした、イコールウェイトインデックスのほうが時価総額加重平均指数のパフォーマンスを上回るという研究もあるようです。

 

しかし、S&P500のイコールウェイトインデックスETF(ティッカー:RSP)とVOOを比べてみましたが、RSPの手数料が0.4%と高いこともあり、リターンはVOOのほうが良かったです。(5年間のパフォーマンスでRSPが年率リターン12.81%、VOOが13.12%。シャープレシオもVOOが上)

やっぱりウォーレン・バフェットに習ってVOOに投資するのが間違いなさそうですね。

米国株のスマートベータ・インデックスについてはまた研究します)

 

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

 

 

 

米国株のアクティブ投資をやってみたい(もし35年前にマクドナルドに投資していたら・・・)

インデックス株投資を始めてわずか一ヶ月。積み立てた投資信託の金額は、まだ10万円ですが、米国株の個別銘柄を買うアクティブ投資をやってみたくなりました・・・!

 

なぜって、今は米国の会社の3Q決算発表の時期ですが、Market Hackさんの決算レポートを見ても、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、AT&T、GEといったエクセレント・カンパニーは、売上高、一株あたり利益(EPS)、来四半期の予想一株あたり利益が、市場の高い期待を上回る結果で、株価が直近の高値を上回る勢いですし、

アマゾンを除いて、グーグルやマイクロソフト、アップルといった会社は、キャッシュフローにおいて既に成熟期にあるため、配当や自己株買いといった株主還元にも意欲的です。

売上高や利益で高い成長率を継続しつつ、何十期も増配を続けるような素晴らしい会社が、米国にはいくつもあるので、チャートを見ながら、「もっと早く買っておけばよかったなあ・・・」と思うことがしばしばです。

 

米国株の良いところは、そういった、何十期もわたり成長し続ける素晴らしい会社が強いブランド価値を持っており、日本の投資家にも見つけやすい、ということにあると思います。

 

たとえば、マクドナルドが銀座に日本1号店をオープンした1971年の7月に、米国のマクドナルドの株を1万ドル(360万円)買っていれば、今現在でいくらになっていると思いますか?

正解は、308.61万ドル(3.73億円)です!

ドルベースで見てなんと300倍以上です。

35年間で1ドル360円から1ドル120円に、3倍円高になっていますが、それでも円貨で見て100倍以上の上昇率になっているんですね。凄まじいです。

 

これと同じような現象が、もうすぐ青山にオープンするシェイク・シャックに起こらないと言い切れますか?

 

インデックス投資の良いところは、自分が全く知らないマーケットにおいても、平均並みの収益を上げられる、ということだと思いますが、自分が興味のある業界や、コンシューマ業界については、アクティブ投資のほうが良いパフォーマンスを上げられる可能性があります。

 

ちなみに、同じ期間に、マクドナルドではなくダウ平均に投資していた場合のパフォーマンスは、ドルベースでおよそ30倍、円貨で10倍の成績です。過去の米国株の成長は驚異的なので、インデックスでも素晴らしいパフォーマンスですが、アクティブ投資だと更なるβを期待できるのです。

 

ということで、インデックス投資に加えて、米国株のアクティブ投資を始めてみたいのですが、ここで一点問題があります。

私がNISA口座を開いているSBI証券では、米国の個別株の購入は手数料がかかってしまうのです…!最低手数料が25ドル(3000円)なので、小額投資だと手数料だけで大損してしまいます。

マネックス証券ではNISA口座からの米国の個別株の購入は手数料無料なので(今年中の期間限定ですが、通常でも最低手数料が5ドルと圧倒的に安い)、マネックス証券へのNISA乗り換えも考えているところです。SBIもマネックスに追随してくれないものですかねえ。