BP株を20万円分買いました

こんばんは。

数日前にBP(British Petroleum)株を約20万円分買いました。

購入理由は、先週末にIBMやPM、XOMやKOなどのバリュー株分析をやっていたのですが(ティッカーシンボルだけでわかりますか?)、原油の先高観の前提を置くと、将来EPSに対して株価に割安感があったこと。また、NISA口座で買うと租税条約のため配当源泉税がかからないためです。

僕は基本的には原油は今年一年上がると思っています。理由はサウジアラムコの上場や協調減産ですね。

 

ただ、今週の値動きを見て、ちょっとやってしまったなあと思いました。

というのは、BPは英国企業なので、ドル建てADRはUSD/GBPの為替の影響をもろに受けるのですね。ただし、原油価格はドル建て市場で決まっていますし、BPの権益は中東や北海、メキシコ湾など世界各地に広がっているので、コストのうちGBPが大半を占めるわけでもないと思うのですが。EU離脱の懸念でGBPボラティリティがひどく、GBP安が進行するとドル建てADRの株価としては厳しいわけです。

 

一方、PMの株価はドル高局面でも逆行して上がっており、力強い動きから今後も期待できるのかなあと思いました。

(こういう考え方はバリュー投資っぽくないですかね?)

ただ、PMのバリュエーションはPERで見ると(割安だった経緯のあるタバコ株としては)かなり割高なので、なかなかここから買いづらいですね。

 

米国債の利上げ観測がある中で、バリュー株の魅力は減退しており量的緩和環境における”Dividend Bubble”に懸念が出ています。

www.investing.com

 

もちろん、シーゲル教徒ならばこうした下落が懸念される局面こそ長期的には買いというのでしょうが・・・

エクスポージャー・イズ・エブリシング

僕にとってエクスポージャーをどのように考えるかは非常に重要で、かつ答えが出ない問題です。

 

エクスポージャーとは外貨の変動に対する資産(あるいは負債・純資産)のリスクのことを言います。

 

僕は円建てで給料をもらっており、たまに海外旅行に行きますが、基本的には円建てで支出を行なっています。

また、円高・円安は、収入に対しても支出に対しても大きな変動を与えません。

収入について言えば、為替変動によって勤める企業の業績が上がっても、すぐに給料が上がるわけではないです。支出について言えば、ガソリン代など一般的に為替変動の影響が大きい出費はありますが、そもそも僕は車を持っていないし、仮に車を買ったとしてもガソリン代が支出に占める割合は僅かでしょう。

したがって、僕のPLは為替変動に対して中立的と言えます。

 

一方、僕のBSはというと、資産にドル建ての米国株があるのと、円建てですがドル相場に連動した外国株投資信託、また日本株で為替の影響を受けやすい外需株があります。

負債、純資産には特に為替変動の影響を受ける項目はありません。

狭義にはドル建ての米国株とドル相場に連動した投資信託エクスポージャーということになります。

 

エクスポージャーは少ない方が良いと考えるのが普通でしょう。エクスポージャーがなければ為替変動というリスクを気にせずに生きてゆけるのですから。

仮にドル円が50円になってたとしても、収入や支出、資産が為替変動の影響を受けなければ、無関心に徹していられますからね。

 

しかし、リスク資産で運用するには、ある程度の為替影響は避けられないかもしれません。米国株はいうに及ばず、トヨタ自動車パナソニックなどのグローバル企業も為替変動により株価が左右されます。電力株も、電力会社は海外から原油を輸入していますので、為替影響を受けます(こちらは円高メリット株です)

為替影響が少ない業界となると、ドコモやKDDIなどの通信セクターになるでしょうか。

しかし、ドメスティックな経済成長の影響をもろに被る、別なリスクがありますね。

バブル経済の崩壊以後のTOPIX成長率が諸外国の株価の成長率に比べて極めて低いのはご承知の通りです。

世界経済の成長の恩恵を享受するためには、ある程度のリスクを取りに行く必要があると思います。

ところで、為替ヘッジ型の投資信託を使えばエクスポージャーを晒すことなく世界経済の成長についていけるのでは?と考える人もいるのではないかと思います。しかし、為替ヘッジ型の投資信託の利用には僕は反対です。なぜか?コストの問題です。企業であれば為替影響を除いたピュアな事業成長を目指すためエクスポージャーに対して為替ヘッジを行うのが一般的ですが、個人で為替ヘッジを利用するのは規模の問題もありコストが高すぎます。また個人投資ではピュアな投資と為替影響を分ける必要もありません。単にトータルリターンを稼げば良いのです。

 

ここまでの考えをまとめると

エクスポージャーは少ない方が良いが、リスク資産については、ある程度のエクスポージャーは仕方ない!

 

ということですが、実はちょっと別な考えを持っています。

・円で資産を持っているのがエクスポージャーではないか?

 

どういうことか説明します。

ドルは基軸通貨です。円は基軸通貨ではなく、かつて世界二位の通貨でしたが、ユーロや元に地位をおびやかされています。将来は少子化・高齢化が進み、経済規模が停滞するでしょう。もしかしたら高齢化の進行により税収の減少や医療費負担が増加し、国家が破綻するかもしれません。そうなれば、より良い生活環境を求めて海外移住する可能性があります。海外移住先ではドルか現地通貨で資産を持っていることが重要で、円で資産を持っていることはリスクでしかないでしょう。

そのような将来が起こりうる可能性があるとしたら、そのシナリオに向けていくらかドル資産を積んでいくことが逆にエクスポージャーを減らすのです。

 

もっと言えば、PLについても同じで、円建てで給料をもらっていること自体が、エクスポージャーでありリスクなのです。

より弱い通貨を持つ海外ではこのような考え方は普通で、給料をもらった途端に現地通貨からドルに変える人は、ロシアや最近では中国などにもたくさんいます。

 

定量的にどのようなエクスポージャーが妥当か?

それについては具体的な考えを持っていません。もし海外移住への選好が高まれば、あるいは円に対しての信任が落ちれば、ドル資産の保有を増やすでしょう。

 

あなたの考えを聞かせてください。

 

 

トランプ減税で資本コストは下がる?

米国株について言及しているブログは貴重ですので、いくつか愛読させていただいています。

その中の一つ、「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」 さんで気になる記述がありましたので、ちょっと考えてみたいと思います。

 

dividendsnowball.blogspot.jp

 

減税(法人税率と所得税率)により、企業利益が投資家の手に入る間に入っていた税金がなくなるので、企業の利益率が上がる。つまり、投資リターンの改善・資本コストが低下する、というロジック。

資本コストの低下は株価のアップ要因であると。

 

私の解釈では、リスクフリーレート(国債長期金利)が上昇して、ベータ値が下がって、資本コストトータルが下がるということだと理解。ベータ値が下がるということはボラティリティが低下する、ということだ。

 

 ヘッジファンドマネージャーの堀古氏の発言の引用として、減税によって資本コストが下がるとあります。

 

これはどういうことでしょうか?難しい論点ですので、ちょっと詳しく考えたいと思います。

 

まず、資本コストとは何か?を説明します。

資本コストとは、企業の資金調達にかかるコストです。

企業は自己資本や借入金を元に事業を行っています。借入金のコストは支払利息と分かりやすいですが、自己資本もタダではなく、コストがかかります。

自己資本のコストとは株主の期待収益です。そもそも自己資本という言い方は欺瞞があって、企業は株主のものなので、自己資本=株主資本なのですね。

一般的な企業は株主資本と借入金をミックスして資本を調達し、事業を行っているので、企業の資本コストは株主資本のコストと借入金のコストの加重平均、WACC(Weighted Average Capital Cost)として計算されることが普通です。

 

ここで、株主資本コスト=リスクフリーレート+β×リスクプレミアムとして計算されます。

リスクフリーレートは最もリスクがない資産(国債)に投資した利率、

βは個別の企業特有のリスク、リスクプレミアムは株式市場のリスクです。

 

したがって前述したブログの「ベータ値が下がるから資本コストが下がる」というのは正しくありません。ベータは株式市場に対する個別企業のリスクですが、ここでは市場全体の話をしているからです。

 

リスクフリーレートは国債金利で計算されますが、法人税が減税されると、一般的には国債金利は上昇します。減税により国家の財政赤字が進行すると考えられるので、国家の財政に対する信任が落ちるためです。

では、リスクフリーレートが上がるならば資本コストは上がるのではないでしょうか?

僕も最初そう思いました。

 

僕の考えでは、ここで堀古氏はジョルゲンセン型の資本コストのことを言っています。

ジョルゲンセン型の資本コストは、設備投資を行うのに見合うだけのコストを意味します。法人税減税によって、設備投資を行うことで得られる税引後利益が増加するため、ジョルゲンセン型の資本コストは法人税減税により低下します。

しかしこの議論では減税による金利上昇が考慮に入っていないように見えます。

資本コストの定義が異なるのではないでしょうか?

 

教科書的で恐縮ですが、やはり僕はこのような考え方をしてしまいます:

減税によってリスクフリーレートが上昇するためWACCは上がる。

しかし減税により税引後利益が増加するのでROIC-WACC=EVAスプレッドが上がる。

したがって株価は減税により上昇する。この考え方は一つの面で正しいと思います。

 

どなたか、ジョルゲンセン型の資本コストとWACCをうまく接続する方法を示していただけませんでしょうか。僕はちゃんとした経済の教育を受けていないので、よくわかっていません。

 

以上、まとまりがなくてすみません。よろしくお願いします。

 

id:oupq3m 

 

コメダホールディングス株について、誰もが気になる2つの疑問に答える

※この記事はコメダコーヒーで書いています

 

皆さんはコメダコーヒー、行ってますか?定番スイーツのシロノワールや、遊び心のあるグラスがいいですよね。

 

昨年のIPO以来、コメダホールディングス株を持っています。何となく持っているのではなくて、一応分析をした上で持っていますので、誰もが気になるコメダ株の二つの疑問について答えたいと思います。

 

・疑問①IFRS適用してるからのれん償却してないけど、のれんの償却入れたらPER高すぎるんじゃないの?

 

はい。当然出てくるこの指摘ですね。今日時点でコメダの株価は1,879円、PER18倍ですが、J-GAAPで仮にのれんを20年償却したとするとPERは30倍〜40倍になると考えられます。このへんの記事参照。

コメダHD(コメダ珈琲)のIPO、予想株価1,960円は高くないか? | 「株価プレス」

 

同業の日レス・ドトールホールディングスもPER18倍ですが、J-GAAP適用です。

同じJ-GAAPで比較するとPERが高すぎるコメダは割高なのでは?という指摘です。

 

この指摘は分かりますが、ただコメダののれんは複雑な経緯があり、LBOで生じた自己創設のれんだということが重要です。フランチャイズ事業そのものについてののれんであり、同業のドトールでは発生しないのれんということです。したがって、のれん償却ベースで比較するのが妥当か?という疑問がありうるわけですね。

また、フランチャイズ事業は営業利益率が30%と高く、非常に安定しているビジネスです。(加盟店をいじめているわけなので)店舗数を増やしており営業利益は右肩上がりです。ですので減損の懸念は目下かなり低いと言ってよいでしょう。

 

では莫大なのれんに何も問題がないかというと、そんなことはありません。

BSを見てみましょう。

 BSの基礎は身についていますか?

資産は資金の使途、負債・純資産は資金の出所ですね。

300億を超えるのれんに見合う出所はどこでしょうか?純資産だけでは足りていません。はい。そうです。250億の借入金ですね。LBOをやって上場したので、この借入金を返していかないといけないのです…!

直近の年間のFCFが60億くらい、そのうち配当に回すのが20億くらいなので、借入金返済には6年以上の時間がかかりますね。これがコメダホールディングスのリスクです。

のれん償却でPERがどうとか言ってるんじゃなくて、資金の出所を見ようということです。

 

・疑問②なんで上場直後に資本剰余金から配当してんの?タコ足配当じゃないの?

次はこの疑問です。企業会計原則に、「資本取引と損益取引を明瞭に区別しなければならない」と書いてあるの分かってんのかコメダは、という話ですね。

資本剰余金は株主から集めたお金であり、事業で稼いだお金ではありません。

それを上場直後に配当するのは、株主をなめてますね。単に配当源泉税だけ株主が損しています。

 

この理由は、下記のコメダホールディングス単体のBSを見ると分かります。115ページです。

http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu000001o0n7-att/06KOMEDA-1s.pdf

ホールディングス単体の利益剰余金が全然ないですね。想像するに、事業会社からホールディングスへの配当を何らかの理由でやっていなかったので(非支配株主もいないのになぜ?理由わかる人教えてください)、ホールディングスの配当可能利益が足らず、仕方なく資本剰余金から配当したのだと思います。

しかしこれは、みなし配当課税などもあり株主に負担をかけるやり方ですが、コメダからははっきりとした説明がなかったため、コメダには説明責任が欠けていると思います。

 

以上2点、誰もが気になる疑問について簡単に説明しました。

 

え?コメダ株は買いかって?

投資は自己判断で笑

株を買うには何よりも元手が必要

前回の記事で、ポートフォリオを発表して、現在の保有有価証券の時価は約350万円です、と書きました。

 

そこでおそらく皆さんはこう思ったでしょう。

「なんでコイツ、これだけしか株持ってないんだ?30手前で株ブログやってる奴は平気で1千万とか2千万持ってるぞ」と。笑

 

理由は簡単で、財務を仕事にしていながらも、自分のことに関しては貯蓄という発想が完全に抜けていたからです…!

アウトドアな趣味(旅行)もインドアな趣味(ゲーム)も、会社や友人の付き合い(飲み会)もやって外食ばかりしていたら、全くお金が貯まらず。

おかしいな?と思う頃には、しっかりと貯蓄をしていた同世代との間に、かなりの差がついていました。

 

最近は残業が減って手当が出なくなったものの、年収は額面で5百万円台、家賃控除後の手取りで3百万円台はあります。丁寧に貯金していれば年に1百万円や2百万円は貯まり、今頃は8桁の大台を超えていたはず…!と考えると悔しいです。複利の力や昨今の市場環境を考えると特に悔しい。

 

なので、先月から家計簿をつけており、費目ごとに予算管理をすることにしました。

経理ならではの技で月次ごとにBSも作っています。

万円単位のざっくりベースですが、自分が考えるポートフォリオを形成できているかどうか把握するために役に立ちます。

こうした仕組み作りにより、給与は月に10万円、賞与は長期休暇の旅行費用を除いた全額を貯蓄に回せるようにしました。予算を厳格に管理することで出費が減り、もっと貯蓄に回せる額が増えるかもしれない。

 

まだ自分は若いので、貯蓄のうち8割は株式への投資に回してよいと考えています。したがって年に2百万円弱は投資できるわけです。だいぶ差がついたけど、自分もこれから資産形成がんばるぞ…!

 

お金はありませんが、理論と知識だけは他の株ブログをやっている人に負けない自信があります。

細々とやっていきますのでよろしくお願いします。

一年ぶりのブログ再開

2015年の11月以来、1年と2ヶ月もブログを放置してしまいました…

もう見ている人もいないかもしれませんが、ひっそりと再開したいと思います。

 

ブログを放置していた理由は、

インデックス投資」は書くことがなくて飽きる!

これに尽きます。

 

毎日の動きに一喜一憂するわけでもなく、ただ淡々と積み立てていくだけなので(それがインデックス投資の良い所なのですが)、何も書くことがなくて飽きてしまっていました。。。

 

ただ、ブログ休止期間中もしっかりと、NISAの枠内での投資と投資の勉強は続けていました。

なんと、この一年間で、インデックス投資だけではなく、個別株にも手を広げるように進化していたのです!(どどーん)

 

現在のポートフォリオは下記の通りです。

銘柄名

時価(円)

ソフトバンク

842,300

JT

388,700

鳥貴族

262,200

コメダホールディングス

186,000

ニッセイ外株インデックス

335,043

SBI-EXEグローバル中小型インデックス

322,661

SBI-EXE新興国株式インデックス

466,497

バリアント・ファーマシューティカルス

114,741

VB(バンガードスモールキャップETF

59,740

VDC バンガード 米国生活必需品セクター ETF

249,302

VYM(バンガード 米国高配当株式ETF

232,875

合計

3,460,059

あえて簿価(取得価額)は書きません。なぜか?

いくら含み益・含み損があるかは、売買の判断にとってサンクコストにすぎません。その銘柄を持っている必要がないと感じたら、含み益・含み損の大小に関わらず即座に処分すべきです。

含み益・含み損は税金の支払いには影響しますが、ここではよいでしょう。

全て長期保有するつもりで所有しています。

 

まだ保有株の規模が小さいですが、2017年で5百万円到達を目標に、機を見て増やしていきたいと思います。

広瀬隆雄氏の米国株セミナーを聴きました

月曜日に楽天証券の主催でやっていた、Market hackの広瀬隆雄氏の米国株オンラインセミナーを聴きました。

学んだことを箇条書きにします。

 

・利上げ局面においてオールド・エコノミー株は買い。一押しはゼネラル・エレクトリック

・アマゾン、フェースブック、アルファベットなどの新高値を更新しているグロース株は今のトレンドが続く限りはホールド

・アリババはモバイルからのアクセスのマネタイズができてきているので買いかもしれない

スクウェアIPOはダメ。ジャック・ドーシーがツイッターとCFO掛け持ちしているのは投資家をなめている

・利上げ局面ではインフレが進むのでドルが反落する可能性

 

いろいろ勉強になったセミナーでした。広瀬氏はMarket Hackの写真で見るよりおじさんでしたね。

来年春までは米国株は買いとのことでしたが、一つ疑問が:

利上げでドル安になるのならドルベースで株価が上がっても円ベースだとトントンか、損しちゃうんじゃない?

ということ。

コレに対してはどうなんでしょうか?

S&P500に対してもドル円に対しても、具体的な数値のガイダンスはなかったので、どちらの影響が強いのかが分かりかねますね。

 

セミナーを聴いたあと、ドル円が123円の状況でドルを買い増す元気はないので、保有しているドルで米国株を少しだけ買いました。

バンガードの米国高配当ETF(VYM)を3万円分ぐらいです。オールド・エコノミーに効率よく投資するということで、VYMにしました。

NISAの枠が余っていればもっと買いたかったのですが、今年はもう枠がないので、これが限界です。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」に投票しました

本日、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」に投票しました。

 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015

 

2007年から続いている人気企画で、個人投資家ブロガーが投票者となり、毎年の最優秀投資信託を選ぶというものです。各投票者の持ち点は5点で、好きな配分で投票します。投票対象は、投資信託、国内ETFまたは日本の証券会社から購入可能な海外ETFです。

 

下記の3つのETFに投票しました。

 

3位 iシェアーズMSCI日本株最小分散ETF(1477) 

指数の過去3年リターン(年率)は24.42、シャープレシオは1.59です。

信託報酬は0.19%です。

 

個別株のリスクが最小になるようにポートフォリオが組まれているファンドです。国内ETFは10月に販売開始したばかりですが、米国では昨年から販売されています。(ティッカー:JPMV)

構成銘柄を見ると、NTT、JR西日本、みずほ、ドコモ、花王などが組み入れ率上位のようですね。

www.ishares.com

私は日本株については個別株に投資したいのでETFを持っていませんが、最小分散のポートフォリオをこの手数料で買えるのは画期的だと思います。

 

 

2位 Vanguard Small-Cap ETF (VB)

指数の過去3年リターン(年率)は12.40、シャープレシオは1.03です。

信託報酬は0.09%です。

 

 米国小型株に投資するならこのETFisharesのrussell 2000 ETF(IWM)でしょう。

VBとIWMを比較したところ、2011年以降ではVBのほうが若干パフォーマンスがよく、

リーマンショック前からの通算ではIWMのほうがパフォーマンスが良いようです。

 

1位 Vanguard 500 ETF (VOO)

指数の過去3年リターン(年率)は16.20、シャープレシオは1.25です。

信託報酬は0.05%です。

 

 米国大型株の代表的指数であるS&P500に投資するETFです。

オマハの賢人が、自分の奥さんの遺産相続についての方針で、VOOに90%投資するのを薦めたのは有名な話です。(残りは短期債)

S&P500が15年ぶり高値をつけたこのタイミングでVOOを推薦するのはなかなか勇気が要りますが( India Small-Cap ETF (ティッカー:SCIF)を推したほうが通っぽいですか?)米国株の将来は今後も有力だと考えます。

 

ただ、S&P500指数は時価総額加重平均指数なので、このあたりを嫌う方もいそうですね。各企業の重みを均等にした、イコールウェイトインデックスのほうが時価総額加重平均指数のパフォーマンスを上回るという研究もあるようです。

 

しかし、S&P500のイコールウェイトインデックスETF(ティッカー:RSP)とVOOを比べてみましたが、RSPの手数料が0.4%と高いこともあり、リターンはVOOのほうが良かったです。(5年間のパフォーマンスでRSPが年率リターン12.81%、VOOが13.12%。シャープレシオもVOOが上)

やっぱりウォーレン・バフェットに習ってVOOに投資するのが間違いなさそうですね。

米国株のスマートベータ・インデックスについてはまた研究します)

 

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

 

 

 

ヤフー2Q決算の「企業結合に伴う再測定益」とは何か?

ウェブポータル大手のヤフーが2Q決算を発表しました。純利益が48%増益、

売上高1,382億円に対して営業利益は1,027億円と、営業利益率は驚異の74%(!)という数字になっています。

 

kabutan.jp

 

プレゼンテーション資料をよく読むと分かるのですが、増益理由の大半はアスクルの連結子会社化に伴い発生した「企業結合に伴う再測定益」 の影響です。

 

http://i.yimg.jp/i/docs/ir/archives/present/2015/jp1030present-all.pdf

 

「企業結合に伴う再測定益」とは何かというと、関係会社株式は取得時の価格で帳簿に資産として計上されるのですが、関係会社株式を買い増しして当関係会社の支配を獲得し、連結子会社とした場合は、支配獲得日の時価で保有している関係会社株式を再測定し、差額が当期の損益となるのですね。

 

www.pwc.com

 

ヤフーは2012年にアスクルの第三者割り当て増資を受け、42%の持分を有していましたので、持分を支配獲得日の時価で再測定した際の含み益が、この2Qで計上されたということになります。

 

この「企業結合に伴う再測定益」が596億円計上されていますので、

再測定益を除くと、ヤフーの営業利益は14/2Q 460億円→15/2Q 431億円と減少しています。

 

このように投資判断に大きな影響を与える「企業結合に伴う再測定益」ですが、再測定益を除く前期比較の表は、プレゼンテーション資料に全く載っていないのですね。

 

見栄えのよい数字だけを表にする手法も、「企業結合に伴う再測定益」を使い決算をドレスアップする手法も、ソフトバンクグループお得意のものです。

 

ソフトバンクは以前、ガンホーウィルコムの取得において「企業結合に伴う再測定益」を使い決算をドレスアップする手法を用いていました。

 

www.openpower.jp

 

ヤフーの15/2Q決算は、さほど悪いものだとは思いませんが、会計上の知識を有していないと、投資判断を著しく誤認する可能性があるので、気をつけましょう。

 

 

出世したけりゃ 会計・財務は一緒に学べ! (光文社新書)

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2015年10月の積立状況

10月は後半にかけて世界的に株価が上昇してきましたね。

中国の金融緩和によるリスクオンや日本の金融緩和期待、米国の好決算が影響したと考えています。

 

今月の投資信託ETFの積立状況は下記の通りです。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンド 30,000円

SBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンド 30,000円

SBI-EXE-i新興国株式ファンド 20,000円

三井住友TAM-SMT国内債券インデックス・オープン 120,000円

バンガード スモールキャップETF 4口(約450ドル)

 

合計 25万円ぐらい

 

国内債券インデックスの積立が12万円と多いですが、これはSBI証券の投信キャンペーンのためです。月に10万円の追加の積立をすると3000円もらえるキャンペーンです。

国内債券はほぼリスクフリーと考えてよいので、現金で保有している生活資金を国内債券に前倒しで振り分けました。

 

バンガードのスモールキャップETFは、米国小型株への投資比率を高めるために購入したのですが、ETFは種類が多く、どれがよいのかまだ思案中で、今後の課題です。

ラッセル2000や他の小型株インデックスのほうが良いのかもしれません。

また、米国小型株への投資をETFで行なったため、次月はSBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンドの購入を減らすことも検討中です。

 

インデックス投資は継続的にやらなければ意味がないので、月々の投資金額を増やしすぎないように注意したいと思います。